すぐそこにある希望作者: 村上龍出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2007/06/30メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (22件) を見る

それほどこだわりがあるわけでもないが,村上龍のエッセイは好きである.彼が考えていることと自分の考えていることが近いからである.ときどき,自分自身が浮いていると思うことがあるが,似たものが他にもいるのを知って胸をなでおろすことができる.
 
不祥事を起こした日本人経営者が,テレビカメラの群れの前で,しきりにペコペコする姿の異様さは未だに違和感を感じる.誤るよりも,原因究明,補償,再発防止に奔走してもらうほうがマシだと,彼のエッセイを読みながら思いをはせた.