2006-01-01から1年間の記事一覧

香港に行きました

生まれて初めての香港(Hong Kong).ものすごく夜景が奇麗で圧倒された.東京よりも洗練されていた.街の雰囲気も,中国人,白人,黒人,アラブ人,インド人,東南アジア系など人種のるつぼで,居心地がいい.何より,暖かいので寒いのが苦手な自分にはホッと…

MAD(狂った)な戦略が支える平和?

国際政治学には「核抑止力」が重要なトピックとなっている.これは,もし他国が自国に核兵器を使用したら,自国は無条件にその国に核兵器で反撃する,という戦略である.この戦略の意図は,核抑止力政策を採用すると全世界に宣言すれば,どの国も報復を恐れ…

The Twins, Military & Science

科学と軍事は双子の兄弟である.科学は軍隊とともに発展してきたからだ.その理由は,軍隊であれば,「国防」という大義名分を掲げて,費用対効果など考えずに巨額の開発資金つぎ込めるからだ.民間企業であれば,売れる技術でなければ巨額の開発資金をつぎ…

自転車で琵琶湖一周...

私は自転車フリークだ.そして神戸に住んでいる.それならば自転車で琵琶湖を一周するのは「火を見るよりあきらか」であった.(意味不明)というわけで,愛用の折り畳み自転車を電車にのっけ,琵琶湖一周にでかけた.とりあえず朝一の電車で琵琶湖大橋まで行…

社会問題における「知識」と「知恵」

次に社会問題で考えてみる. 最近子供社会だけでなく,大人社会でも問題となっている「いじめ」をとりあげる.たいていの人間は,「いじめは良くないことである」というように感じていると思う.たとえ,いじめに荷担した人間でもだ.これは家庭,学校,メデ…

ビジネスにおける「知識」と「知恵」

今,ビジネスの世界では「知識」よりも「知恵」を重視して売上を伸ばそうとしている動きが注目されていると思う.「知識」は製品などの技術や収集した情報「そのもの」と捉えられるし,「知恵」はGoogleやアップルに代表されるような「新しいビジネスモデル…

「知識」と「知恵」

「知識」と「知恵」の違いとは何であろうか? 一見すると両者とも同じことを意味しているように思われるが,私は用いられる時のニュアンスの違いに気をつけるべきだと考えている.世間での認識を「大辞林」を使って調べてみると, 知識: ある物事について知…

外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン作者: 北村慶出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (22件) を見る

クライアントの経験があっても、コンサルの経験が無い著者がコンサルの実情を書くのも不思議だが,「コンサルとは何か」を大雑把に説明している本である. コンサルの説明に関しては不満の残る内容だ.「外資系コンサルの影響」の大きさを主張するが,「どの…

シンプルであること

日頃から生き方をシンプルにしたいと考えている.シンプルでありたいと願っている.しかし現状のところ,試行錯誤の連続で必ずしも願っている生き方が出来ているわけではない. 生きるということは,ある意味,経験を蓄積させていくことと同意である.経験が…

Here's to the crazy ones

Here's to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes. The ones who see things differently. They're not fond of rules And they have no respect for the status quo. You can praise them, disa…

雨ニモマケズ

雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち 欲はなく 決して瞋(いか)らず いつも静かに笑っている 一日に玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを自分を勘定に入れずに よく見 聞きし 分かり そして忘れず 野原の松の 林…

国家の品格...

藤原正彦「国家の品格」 今朝の日経の朝刊に大きな広告が載っていた.この本が170万部以上売れたらしい.しかし,私はこれを見たとき,正直うんざりしてしまった... 端的に言うと,この本の主張は極端なのだ.数学者の著者が「合理性を疑え」とか「論理で…