2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Natural Cosmetics "Farfalla"

スイスの化粧品メーカーにFarfallaという会社がある.人口の化学薬品を一切使用しない自然化粧品を売る会社である.そのラインナップにあるSandalwoodの保湿クリームをもらった.それがものすごく気に入ってしまった.Sandalwoodとは日本語で「白檀」を意味…

携帯電話に求められているもの

携帯電話に求められていることは,現在の家庭用コンピュータの機能である.つまり,費用を気にせずに,いつでもどこでも,好きなだけインターネットに接続出来る,というものである.これは携帯電話に求められている最低限の機能である.このような状況にな…

駄々をこねる文部科学相

asahi.com記事について 日本の文部科学相のポストにいる伊吹氏は,25日の自民党長与支部大会で,日本を「極めて同質的な国」であるということと,「人権」を「栄養がある大切な食べ物だが、食べ過ぎれば日本社会は『人権メタボリック症候群』になる」と述…

スペシャリストとゼネラリスト

”バクテリアをデータの記録する研究”の例でも分かるように,最先端の事業では専門分野の壁を取り払い,新しい価値を生み出すことが求められている.しかし一方で,1人の人間が複数の専門知識を身につけるのは困難である.よって,必然の結果として,チーム…

バクテリアでデータを保存する

慶応大先端生命科学研究所らの研究成果が新聞に紹介されていた.DNAはA,G,T,Cという4つの塩基の配列パターンで遺伝情報を記録している.つまりデジタル情報のようなもである.21世紀にはバイオコンピュータが開発されてもおかしくない.

人間は特別な生き物だ

今朝は友人とカフェで雑談しながら朝食をとっていた.そのカナダの友人は,英語レッスンの生徒に心臓外科医がいて,彼の医学論文の英語を添削したりしている. 会話の中で,「科学技術が発展したら,ロボットに手術をしてもらえるから,わざわざ海外の有名ド…

蓄財と天職

全ての人は各自,それぞれ社会に対する役割を担っている.一人の例外なく,全ての人間が,代役のいない役割を担っている.人生は,その役割を探し当てる旅である.一生探し出せない人間も入れば,早くからその目的を見つける人間もいる.両者の違いは,自然…

「納税」のイメージを変えるべきだ

確定申告のシーズンまっただ中である.確定申告は精神的に非常な苦痛を感じる.源泉徴収ではないので,国に努力して得た対価を「横取りされる」という感じを受けてしまうのだ.徴収された税金は,国民への様々なサービスに投入されるということだろうが,ど…

新聞を作りたい

新しい視点を提供する新聞を作りたい。それは全ての記事が、読む人を幸せにするような見方で一貫している新聞である。既存の新聞の記事は不幸な事件が圧倒的に多い。以前から、「本当に世の中はこんな不幸な事件だけなのだろうか」という疑問を持っていた。 …

言葉は「道具」だ

言葉はコミュニケーションを行うための「道具」である。だから言葉の良し悪しを判断する基準は「どれだけ的確にに情報をやり取りできるか」で判断されるべきである。 ドトールコーヒーに行くと、しばしば中年のおじさんが「ホット(Hot)!」と注文する姿を見…

トンボとエダマメ論―何が夢をかなえるのか (think book)作者: 猪口孝出版社/メーカー: 西村書店発売日: 2007/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る

国際政治学者である猪口孝の自伝的エッセイ.大学院に在学中,彼の学術論文を何度か読んだが,この本はまったくの「カジュアル」で読みやすかった.正直驚いた.と,同時に彼の人となりに触れた感じがして,ホロッとした.なかなかの努力家で,コツコツと実…

R. Buckminster Fuller

Humanity now has the option to become successful on our planet if we reorient world production away from weaponry - from "killingry" to "livingry". But can we convince humanity in time?" If success or failure of this planet and of human be…

Windows Vista

IT

今日は梅田のヨドバシカメラへ行ってきたのだが,初めてWindows Vistaを触ることが出来た.第1印象は,「たいしてWindows XPと変わらない」だった.見た目(GUI)が前のバージョンより奇麗になっているのは事実だが,あくまで「前のバージョンと比べて」であ…

コスト高の自然エネルギーを普及させるためには

今朝の日経の「ところ変われば・・・」にスイスのジュネーブ産業公社が取り組むエネルギーサービスが紹介されていて興味を持った. 一般的に,風力や太陽光やゴミ発電などは,火力や原子力発電と比べてコスト高になり,普及の妨げになっている.そこでジュネ…

昔は不眠が当たり前だった?

今朝の日経の健康面に,日本大学医学部の内山真氏による「不眠」の記事があった.面白かったのは," 「不眠」は昔からある症状で,「ぐっすり熟睡」出来るようになったのは人類の歴史では最近のことだ" といったような指摘である.なぜ昔の人は不眠だったの…

銀行のカードの利用法が分かりづらい

現在,IC付きキャッシュカード機能付きクレジットカード(つまり,いろいろ付いているということ)を利用しているが,恥ずかしいことに,最近までクレジットカード以外の使い方を知らなかった. 「キャッシュカード機能も付いている」と書いてあるからATMで…

最新鋭のステルス戦闘機が沖縄に配備される

今朝の日経の朝刊に,アメリカの最新鋭ステルス戦闘機F-22が沖縄に実戦配備された記事が載っていた.北朝鮮,中国,ロシアといった国を仮想敵国として捉えた場合,このレーダーに映りにくいステルス戦闘機はある程度の抑止力を持つだろう.しかし,テロ組織…

血液型占い

毎日新聞 (2007年2月14日 東京朝刊)に「血液型占い」について書かれた記事がある.以前から,なんとかしてこの非科学的な占いのトリックをあばいてやろう,と調べていたので,その意向に沿った記事を見つけて非常に興味を持った. 理系白書’07:第1部 科…

ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて作者: 上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2006/09/23メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 92回この商品を含むブログ (77件) を見る

ドラッカーの本は10冊近く読んだが,この「入門」を読んで初めて気づかされることも多かった.本来,入門とは書き手にとって最も困難なものだ.内容の本質を理解しなければ,概要を書くことは出来ないからだ.その意味で,本書は著者上田氏の集大成ともいう…

生きること学ぶこと (集英社文庫)作者: 広中平祐出版社/メーカー: 集英社発売日: 1984/03/19メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (23件) を見る

同じく広中平祐の自伝を交えた人生論.人間一人一人が個性を持っている.その個性を十分発揮しながら充実した人生を送るには,運だけでなく,勇気,根気,忍耐が必要だという.自らの信念を愚直に追求したものだけが,何かを達成できるのだろうか.

可変思考 (光文社文庫)作者: 広中平祐出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/12/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (20件) を見る

数学者,広中平祐が「創造的な生き方」をするために大切なことを述べている.行き詰まった時の発想を変える方法や,制約があるなかでいかに創造的なことをなしとげるかについて,なるほどと思う内容である.人生は失敗の連続であるが,失敗した際に反省や後…

確定申告と国民意識

サラリーマンの場合,株式投資で20万以上の利益を出すと確定申告を行わなくてはならない.2006年は,投資でいろいろ実験的な試みを行ってみたが,幸か不幸か,利益を20万以上出してしまった.つまり煩雑な確定申告をするはめになってしまった. しかし,…

六甲に風力発電を

今日の神戸は雨が降っている。風も強い。ふと思ったことは、六甲の峰沿いに大きな風車を20〜30機設置したらよいのではないか、ということである。六甲山系は「六甲下ろし」と言われるように、日頃から風が吹いて、効率良く発電出来る。また、夜はライトアッ…

ザ・アンカー ピーター・ジェニングス作者: NHK制作班出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/07/21メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る

番組を見るたびに気の利いたコメントを言うので,以前から気になるアンカーだった.カナダ出身や大学に行かなかったことなどにコンプレックスを感じていたことなどの話が興味深い.また,常に弱い者からの視点を意識し,感情的な世論に流されないように努め…

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2353件) を見る

普段,インターネットを利用している人で,Googleに興味を持った人はいないだろうか?また盛んにメディアに取り上げられたり,ビジネス書にも頻繁にでてくる”Web2.0”とは何かと思ったことはないだろうか. 本書では,Googleなど”Web2.0”を体現している企業の…

「みんなの意見」は案外正しい作者: ジェームズ・スロウィッキー,小高尚子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/01/31メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 216回この商品を含むブログ (264件) を見る

良い意味で「常識」を覆られた本.ある問題の対応を決断するとき,少数の専門家の決定よりも,不特定多数の一般人の大多数の意見の方が,適切である確率が高い,というもの.(いくつかの前提条件があるが) 自分の思い込みとは異なるので,著者の主張には非…

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)作者: R.P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/01/16メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 125回この商品を含むブログ (74件) を見る

ご冗談でしょう,ファインマンさん」に続く,物理学者リチャード・ファインマンのエピソード集. スペースシャトル,チャレンジャーの爆発事故の究明のエピソードが含まれている.「ご冗談でしょう〜」よりファインマンの人間性が良くあらわれている気がする…

エレガントな宇宙―超ひも理論がすべてを解明する作者: ブライアングリーン,Brian Greene,林一,林大出版社/メーカー: 草思社発売日: 2001/12/01メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 278回この商品を含むブログ (109件) を見る

20世紀の物理学の発展,つまり「相対性理論」,「量子力学」,「超ひも理論」を数式を使わずに,その意味・意義を解き明かしていく. 著者は超ひも理論の第一人者だが,彼の文章力には脱帽だ.複雑な現象も直感でイメージできるように誘導していく. 相対…

人口が変える世界―21世紀の紛争地図を読み解く作者: 日本経済新聞社,日経=,日本経済新聞=出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る

学者,アナリストなど多くの人間が世界の将来像を予測しようと躍起になている.多くの不確実性に富んだ世界だが,強烈な方向性を示唆する要因がある.それが「人口の変化」だ. 急激な人口の増加・現象は有無を言わさず,私たちの政治,経済を変化させる.誰…

シリコンバレー―なぜ変わり続けるのか〈上〉作者: チョン・ムーンリー,マルガリート・ゴンハンコック,ウィリアム・F.ミラー,ヘンリー・S.ローエン,Chong‐Moon Lee,Marguerite Gong Hancock,William F. Miller,Henry S. Rowen,中川勝弘出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見る

シリコンバレー―なぜ変わり続けるのか〈下〉作者: チョン・ムーンリー,マルガリート・ゴンハンコック,ウィリアム・F.ミラー,ヘンリー・S.ローエン,Chong‐Moon Lee,Marguerite Gong Hancock,William F. Miller,Henry S. Rowen,中川勝弘出版社/メーカー: 日本…